和のｷﾞｬﾗﾘｰこう泥草（かや）

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今、世の中仏像ブームだそうだ。

こんな私も、３０年近く京都を、行ったりきたりしているが、桜、紅葉、お庭、襖絵など興味があって沢山のお寺に行った。

しかし、今は、仏像が気になる。


今回、京都に入って、一番に祇園近くの「青蓮院」に向かった。


千数百年、秘宝とされた青不動明王ご開帳は是非見ておかなければと、行ってみた。


玄関は行って、靴を脱ぎ、正面に上がろうとするとこんな言葉が・・・。



むさぼる心


憎しみの心


怒りの心に負けず


感謝の心と人への思いやりを忘れず



己の中の佛の心を信じて唱える・・・・。





と書かれてあった。



青不動明王は、掛け軸で皆さんその前に座り拝む。


後ろから、お坊さんが、護摩を焚く。



その場に身を置くと、前からのパワーと、背後のパワーと、両面から感じる。



その空間だけは、空気が違っていた。



こんな混沌とした世の中だからこそ、仏像ブームも起こるのだろう。