2010年06月28日
夏用の、丸帯。
京都から、とても珍しい夏用の丸帯を見つけてきた。
丸帯とは、裏表が無いとても豪華な、第一礼装の帯。
ですから、一番格のある帯を言います。
ハレの日用の、結納、結婚式などに締めます。
大半は冬用の、金糸銀糸を使い、鶴亀、松などのおめでたい柄行が多いのですが、今回の帯は、もみじ。
それも、夏用の丸帯です。
丸帯自体、大変高価なもので、手間もかかり戦後衰退したものですので、大半は戦前のものです。
第一礼装のもみじの柄から想像すると、夏用振袖の帯かと推測されます。
夏用の振袖なんて庶民は持っていませんから、相当お嬢様の方かと考えます。
1本の帯から、色んな想像が出来ます。とてもロマンがあります。
昔の職人さんの技術に関心しますし、大胆かつ丁寧な仕事で作られる作品からも、今は作られないという悲しさもあります。
需要と供給。
価格破壊、使い捨て・・・。
そんな現代だからこそ、これだけの手先の器用な日本人の技術が失われて行く危機感を感じています。
1本の帯。
そこから、色んな事を考えてしまいます。
丸帯とは、裏表が無いとても豪華な、第一礼装の帯。
ですから、一番格のある帯を言います。
ハレの日用の、結納、結婚式などに締めます。
大半は冬用の、金糸銀糸を使い、鶴亀、松などのおめでたい柄行が多いのですが、今回の帯は、もみじ。
それも、夏用の丸帯です。
丸帯自体、大変高価なもので、手間もかかり戦後衰退したものですので、大半は戦前のものです。
第一礼装のもみじの柄から想像すると、夏用振袖の帯かと推測されます。
夏用の振袖なんて庶民は持っていませんから、相当お嬢様の方かと考えます。
1本の帯から、色んな想像が出来ます。とてもロマンがあります。
昔の職人さんの技術に関心しますし、大胆かつ丁寧な仕事で作られる作品からも、今は作られないという悲しさもあります。
需要と供給。
価格破壊、使い捨て・・・。
そんな現代だからこそ、これだけの手先の器用な日本人の技術が失われて行く危機感を感じています。
1本の帯。
そこから、色んな事を考えてしまいます。
Posted by 草 at 11:19│Comments(0)